〜何もわからない状態から始めて理解したこと編(2)〜
今日は12時前に帰ってきて若干へとへとですが3行でも書けたら良しとしようということで。
日本の友達から手紙が届いてて帰ってきて少しテンション上がった。
メールでやりとりできる時代にわざわざ時間を作って書いてくれたことに感動。
切手が貼ってある封筒とか、何とも言えぬレトロ感にほっとしますね。
さて、翻訳者の仕事・第2弾ですが、ざっくり言ってしまえばこの時雇われた目的はディスカバリーの仕事が忙しくなってきていたからでした。
ディスカバリーとは。
これはあくまで私が見てきたものであって他にも色んな形の訴訟があると思います。
との前置きをした上で裁判の手続き(民事)を順を追って説明すると、まず、原告が訴状を裁判所に提出・被告に送達後、数週間か数か月以内に被告が訴状への答弁書・訴えの却下の申立書等何らかの訴状に対する返答となる書面を提出します。
その後、州や連邦地区、裁判官等によって多少やり方が違ってきますが、訴訟の初期段階の情報交換的書類の提出が行われ、しばらくしたら裁判所の命令、法令によって定められた日数の計算方法等によって裁判の日までのスケジュールが決まってきます。
そのスケジュールの中で最も時間が割かれるのが裁判で自分の主張を立証するために証拠集めをする、ディスカバリーの段階で、スケジュールが決まった時点で、もしくは決まる前から、当事者は争点の背景調査・戦略と並行してディスカバリーに向けて動き出す準備をしています。
一つの件でディスカバリーが1年、1年半、それ以上続くこともザラです。
そしてほどなくして裁判の日に向けた準備が始まります。
具体的に何をするのかと言うと、本当に色んな方向から色んなことをするのですが、
・争点となっている事柄に関する質問への答えを相手方に書面で要求する (written discovery)
・争点となっている事柄に関わっていた人たちが作成した書類、メール等の交換 (document production)
・争点となっている事柄に関わっていた人たちの証言を取る (deposition)
・争点となっている事柄に詳しい専門家の証言を取る (expert discovery)
・争点となっている事柄に関わっていた第三者から情報を集める (subpoenas)
等が主な内容であるように思います。
さて、実際の仕事はどんなことをするのか、それは次回以降のお楽しみにさせて下さい。
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