Friday, February 20, 2009

オバマと我が社。


先日ネタと言っていたのはこのこと。

オバマの選挙活動で使われていた絵の基になっている写真の著作権を巡る問題について。

写真はフリーランスカメラマンが撮り、AP通信に供給したもの。
絵を描いた画家はこの写真をGoogleのイメージ検索で見つけ、かの有名な絵を描き上げる。
画家は選挙活動中のオバマ事務所にこれを寄付することを申し出るが、著作権の問題等の懸念により、オバマ事務所は正式にはこれを受諾せず。
しかし、絵はキャンペーングッズとして広く使われるようになり、誰もが知るものとなる。

というわけで金儲けをしている画家に対し、APがまず文句をつける。
著作権は己らにあると。使用料支払え、これで儲けてる分分けろと。
これに対し、画家はそういうわけにはいかん、裁判所に申請して著作権侵害してないと認めてもらおう、と訴訟を提起した。

というのが大体の経緯。

一方でカメラマンも「APとの契約によると著作権はオレにある」と言ってるとか。言ったもん勝ちかよ。たぶんカメラマンはどうでもいいと思ってそう。でも何か言っといたら恩恵に与れるかも、ってとこか?

はい、それでなぜタイトルのようになるのか、というところに話は戻ります。

Stephen Colbert という人がいます。 アメリカの今を面白おかしく、毒づきながら分析(?)します。アメリカ人が大好きな有名人の1人だそうです。

Colbert氏が司会するColbert Nationという番組で、うちの事務所の弁護士が出演しました。どうもColbert氏と兄弟らしいのですが(要はコネ?)、この著作権侵害か否かの問題に関するコメンテーターとして全米人気番組に呼ばれたそうです。
映像はこちらから(全社員あてにメールで送られてきた。しかもいつもはコンピュータ関連の動作しょぼいうちの事務所、これが見れるように同日中にビュワーをアップデートする張り切りよう…):
Colbert Nation

私が好きな箇所は、

(Colbert)「全サイドの弁護できてるやん!」

(弁護士)「I'm a lawyer! (弁護士やし!)」

(Colbert)「誰が正しいと思う?」

(弁護士)「Whoever pays me!(自分にお金払ってくれる人!)」

みたいな下り。めっちゃアメリカらしいジョークやん(絶対日本では慎みの面から言わなさそうやから)。ロイヤーが世間からどう見られてるかわかっての発言やん(概して金食い虫と思われてるから)。と思って。

まぁそんな、時代の流れと自分の生活が交わったひとときでした。

参照:
産経ニュース
nytimes

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